最近の更新で、ガブリアスのシングルレーティングの使用率が5位まで下がりました(2017年4月27日現在)。
主人公と呼ばれ、第6世代では常に使用率1位をキープしていたガブリアスも、このフェアリー環境はさすがに厳しいというところでしょうか。
実際のところわたしもガブリアスはシーズン1以来使っていないですからねぇ。使用率が下がっているのもうなずけるところではあるのかなぁと。
ということで最近のガブリアス事情について語っていきたいと思います。
そもそも全然見かけないんだけど
わたしのいまのレートが1800そこそこ。なので、自然とわたしにとっての環境というと1700~1900ぐらいになってくるんですけども。
ぶっちゃけ、全然ガブリアスみかけないんですよね。5位であることすら信じられないぐらいに。いや、まったくみかけないってほどでもないんですけども。
電気無効枠としてでいえば、ランドロスが圧倒的に多くてその次がマンムーかカバルドン。そんでもってやっとガブリアスって感じですかねぇ。
さらに、個人的に厄介な順でいえば、カバルドン>ランドロス≧マンムー>ガブリアスって感じ。
このへんは構築にもよりそうだけど、ガブリアスは今の環境に刺さっているとはいえないんじゃないのかなぁと思います。
基本的に対策していないパーティはないでしょうしね。というか、なんならすべての対策の指標になるようなポケモンですからね。
ガブリアスの対策を考えるところからパーティ構築が始まると言っても過言ではない。その結果数を減らしているのかなって気はしますけどね。
テッカグヤと似た感じ?
ちなみにこのガブリアスの自分の体感と使用率の順位の乖離でいうと、テッカグヤが似たような感じですね。
テッカグヤの現在の順位は19位なんですけど、テッカグヤもやっぱり全然見かけない。
そんで、最近ちょっと気づいたことがあるんですけど、サブロムでレート潜ってた時、だいたい1500帯ぐらいですね。このあたりのレート帯はテッカグヤ結構たくさんいたんですよね。
そう思うと、ガブリアスもレート帯によってはたくさんいるのかなーと。
まぁたしかに、テッカグヤにしてもガブリアスにしても過去作なくても手に入るポケモンですし、入手が容易なことを考えるとそこそこのレート帯ではお手軽に使えるポケモンということで結構使われているのかもしれないですね。
地面タイプのポケモン優秀なやつ多すぎ問題
わたしがいるレート帯で見かけない理由としては、優秀なじめんタイプのポケモンの多さによると思うんですよね。
上にも書きましたが、ひこうタイプ複合ででんきだけでなくじめんの一貫も切れて威嚇も撒けるランドロス、すなあらしで砂展開からステロ・あくびでの積みの起点、物理受けまでこなせるカバルドン、じめん・こおり複合による広い攻撃範囲と、ステロだけでなく壁展開から耐久型を葬るじわれまで覚えるマンムー。
こいつら自体は6世代からいましたが、7世代になってガブリアスの天敵が増えたこととあいまってこれらのポケモンをじめん枠として採用するケースが増えたのではないのかなと思いますね。
わたしも現在ランドロスを使っていますし、シーズン1のときはガブリアスを一時期は使ったものも最終的にはマンムーを採用していました。
わたしの構築にあまりガブリアスが合わないってこともあるんでしょうが、個人的にガブリアスはあまり使い勝手が良くないなぁって思いますね。
いや、つーかやっぱり環境的に厳しいってことなのかな?とにもかくにもガブリアスが単純に採用しにくくなっているのかなってことでしょうかね。
最近のガブリアスに求められる役割
少ないとはいえガブリアスをまったく見かけないわけではないので、最近のガブリアスの傾向を見ていこうと思います。
大体大きく分けて3つに分類されるような気がします。
一つは、きあいのタスキをもたせた起点作りの型。初手に繰り出してステルスロックを撒いて、あとはがんせきふうじで起点にならないようにするか、ステロを撒いてもタスキを温存できたのなら一度下がってストッパーとしての仕事をするといった感じです。ステロが刺さらない相手に対しては最初からストッパーとしての選出をされる場合もありますね。
二つ目は、こだわりスカーフをもたせた積みアタッカーのストッパーとしての役割を持った型。環境に増えたメガリザードンXやウルガモスなどに対して、自慢のすばやさ種族値102を活かして上から止めに行くのが主な役割ですね。他にも低耐久高速アタッカーを潰すことも仕事の一つですね。
三つ目は、つるぎのまいをもたせた受けポケモンを崩すための型。きあいのタスキをもたせた起点作りと仕事を兼ねた型もありますが、最近はZクリスタルをもたせた型が多いように思います。ポリゴン2やクレセリアなどの数値受けを崩すのがメインの仕事ですね。
崩しの型としては、以前はこだわりハチマキをもたせた型も多かったですが、フェアリーがこれだけ増えた現在の環境ではちょっと使い勝手が悪いかなぁと思います。Zクリスタルをもたせた肩のほうが内打ち分けできて使い勝手がいいですね。
基本的には現在の環境でガブリアスを使うとしたら上記の3つの型のどれかになるのかなと思います。これらの役割をもたせたいのならガブリアスを採用する価値があるのかなと思います。
ただし、一つ目と三つ目の型に関しては他のポケモンでも代用が効くというのもあります。マンムーでもランドロスでもカバルドンでも起点作りはできますし、崩しでいえばかなりの数のポケモンが同じ仕事ができますね。
そうなるとガブリアスを採用する主な目的というと、二つ目のスカーフをもたせてリザードンやウルガモスのストッパーとしての役割を求める場合になるのではないのかなと思います。要するにリザードン・ウルガモスに弱いパーティということですね。
ただし、その仕事もウツロイドでもできたりします。
スカーフウツロイドの場合は、現在環境に多い各種フェアリーだったりボルトロスなどのひこうポケモンに役割をもたせることもできるので、ウツロイドのほうが環境に刺さっているような感じもしますね。
とはいえ、このあたりも構築次第ではありますね。ただし、ガブリアスでないといけない理由が減ってきているのではないのかなぁと思います。
まとめ:ガブリアス受難の時代は続く?
思えば、6世代の頃からガブリアスは多く使われてきたものの、火力でいえばインフレした現在ではそれほどでもないし、すばやさにしても絶妙な数値ではあるものの、スカーフを持たせないことには上から叩かれるケースは多々あります。
もともとが最強のポケモンというよりも、最良のポケモンという感じだったのではないのかなと思います。強いポケモンというよりも、便利なポケモンといった感じ。とりあえずいれておけばパーティの保管になるようなポケモン。
それが環境的に厳しくなって、それにともなって使用率も下がってきているのではないのかなと思います。うーん、ガブリアス受難の時代は今後も続いていきそうですねぇ。
そんな感じで、それではまたー。