先日行われた、レート2200オーバー限定のガチ勢中のガチ勢を集めた仲間大会Boss Rush。
もちろんわたしは参加なんてしてないんですが、何人かの実況者の配信枠を観ていました。
いやー、なんつーかにわか勢のわたしでも知っているような有名強者ばっか出てくるし、実況者同士のマッチングもあったりと観ていてめちゃくちゃ熱かったんですよね。
レート2000常連クラスの実況者でも普通に負け越したりしてて、ポケモンの上位勢ってやっぱ別格なんだなぁなんて思ったりもしていたんですけども。
そんな強者しかいない仲間大会Boss Rushでしたが、大会終了後のポケモン使用率ランキングがまた見ものでした。
通常のシングルレートとはまた違った傾向ではあるものの、多いポケモン自体は似通っている中で燦然と輝くグライオン。
たしかに、シーズン3終盤ぐらいからHDグライオンが流行っているというのは耳にしていましたがここまでとは……。
ということで今回は上位勢に流行の慎重HDグライオンについての考察をしてみようと思います。
従来のグライオンの型
従来のグライオンの定番の方というと、高い物理防御を活かして鈍足物理に対して後投げして起点にし、どくどくだまによって自身をどく状態にしてポイズンヒールとまもる・みがわりでハメ殺すのが基本型でした。
いわゆる無限グライですね。まもるを挟むことでポイズンヒールの回復量とみがわりでの消費量が同じになるため、基本的にグライオンより遅いポケモンは倒すことができませんね。
性格としては上を取れる範囲を広げるためのようき、すばやさは基本ぶっぱ。多少調整もありですが。
HPはポイズンヒールの回復量の最も効率のよい8n。実数値では177にするのが定番ですね。残りは防御に振る感じですかね。
起点を作ったら、あとはどくどくでハメ倒すか、ハサミギロチンで落とすか。毒の通らないどくかはがねタイプにはじしんが刺さるので幅広く相手できるポケモンです。
対策をしていないと、起点を作られた時点でほぼ一体は持っていかれるので相当厄介なポケモンですね。これが従来のグライオンの定番の型になります。
慎重HDグライオンの利点
さて、そんなハメ戦法に特化した従来のグライオンですが、最近ではHDベースのグライオンが流行っているようです。
正直、HDグライオンが流行ってるとか聞いてもいまいち利点がわからなかったんですよね。
で、よくよく考えてみたんですが、たぶんこんなかんじなんじゃないのかなーというところはわかってきました。あとはまぁ、構築記事を読み漁ったってのもありますが笑。
まずポイントは二つ。現在の環境がかなり特殊よりだということ。そしてもうひとつ、グライオンを後投げしたい相手が特殊アタッカーが多いということ。
現在はカプ・テテフを筆頭に、高火力の特殊アタッカーがかなり多い環境になっています。その中で安定して役割を遂行するにはHD振りにするのが効率が良いということですね。
また、グライオンを後投げしたい相手となるとまずはでんきタイプが思いつきます。今の環境でいうとカプ・コケコやボルトロスですね。
このあたりのでんきタイプを起点にしていくにあたって、めざめるパワーこおり程度では落ちないぐらいの特殊耐久を持たせておくことでかなり遂行力は上がりますね。
ポイズンヒールを使うにあたってネックとなるメガゲンガーのたたりめに対しても、特防に振ることで確実に耐えるようになるので、返しのじしんでふっとばすこともできます。
このあたりが慎重HDグライオンの利点というところですかね。
あくび展開に強い
また、ポイズンヒールを使うため、状態異常を絡めてくる戦法に対してかなり強く出られます。
最近の環境に特に多いカバルドンのあくび展開もグライオンで封じることができますね。なんならカバルドンはグライオンの起点になります。
みがわりはって、毒でカバルドンは余裕で完封できちゃいますからね。いやいや、グライオン強いな。
ここまで書いてきて思ったことは、総じて慎重HDグライオンが環境に刺さっているっていうことですよね。
基本的にハメ性能の高いポケモンですから、特防方面を厚くすることでハメられる範囲を広げていく感じですね。
つーかここまで書いてきて思ったんですけど、やっぱり上位勢ってポケモンに対する考え方がぜんぜん違うよなぁという。
シーズン2でも慎重HDマゴのみランドロスとかいうのがいましたけど、なんかもうどうすればそんな風に考えつくのか……。
このあたりですよね、わたしレベルの1900を超えられない勢と2200超えるクラスのガチ強者勢との絶対的な違いって。追いつけるのかこれ……。わからねぇ。。。
まぁそれはそれとして、ひとまず慎重HDグライオンの利点については考察できたかなと思います。ちょっと自分でも一回使ってみたいなこれは。
そんな感じで、それではまたー。