ポケモンの技に、めざめるパワーというものがあります。
特殊攻撃で威力は60、タイプが個体値の偶数奇数の組み合わせによって変わるというもの。
これによって、本来そのポケモンでは覚えられないタイプの技を覚えることができます。
ただ、いくらタイプが自由になろうと威力60しかない技がほんとうに必要なのかっていう疑問。わたしもポケモン始めたばかりの頃はそう思っていました。
ということで今回はめざめるパワーって本当に必要なの?っていう考察をしていこうと思います。
厳選がめんどくさすぎる
めざめるパワーのなにがめんどくさいって、その厳選の難易度。個体値の偶数奇数の組み合わせとか、正直意味わからんという。
サンムーンでは4Vのメタモンまでは簡単に手に入れられますが、4Vのメタモンを使ってAまたはC抜け5Vの理想個体は作ることができてもめざパ厳選まではできないんですよね。
正直、めざパ用のメタモンを持っていない場合は適当に掛け合わせて目的のめざパがでるまで粘る感じになります。そんでそいつをレベル100にして王冠を使うのが一番効率がいいと思う。
伝説ポケモンでめざパを粘る場合、伝説ポケモンは3V以上確定となっているため、特定のめざパが出にくくなっています。有用なものの中では体感的にほのおがかなり出にくい。
メジャーどころのこおりは出やすいのがまだ救いですが、これ完全に運ですので場合によってはめちゃくちゃ時間かかります。
わたしがめざほのおラティオスを粘っていたときも、サンムーンで王冠を使う前提だったため個体値については不問としていても、それでも出るまでめちゃくちゃ時間かかりましたもんね。
マスターボール使って厳選して、一日3~5時間ぐらいやって1週間ぐらいかかりましたもんね。これに関してはちょっと運が悪すぎたってのはありますが……。
それでも、王冠のなかったORASの頃と比べればかなり簡単になってはいますけどね。しんどいのは変わりないんですけどね……。
めざめるパワーは技範囲を広げるためのもの
さて、そんな厳選のめんどくさいめざぱですが、基本的な役割としては技範囲を広げるものとなります。
本来覚えられないタイプの技を覚えられるということで、苦手なタイプに対する打点を持つことができます。
現在の環境にいるメジャーなポケモンでは、ボルトロスのめざパこおり、フシギバナのめざぱほのおなどが定番になってきますね。
これらは、めざパをもたせることで本来苦手な相手を、むしろ得意な相手にすることができるほどのものになってきます。
そう考えると、めざパってやっぱ重要なんじゃないかなって気になってきますね。
基本は役割破壊。仮想敵を決めて4倍弱点狙い
つまりです、めざパの採用理由の基本は役割破壊になってきます。
そして、役割破壊である以上仮想敵を決めて採用するものになります。闇雲にこれが良さそう、みたいな感じで厳選するようなものではないんですよね。
また、威力60はどうしても低いため、基本的には4倍弱点狙いになってきます。そういう点でも仮想敵を決めるのは重要になってきます。
上に書いたポケモンで言うと、ボルトロスのめざパこおりの仮想敵としてはガブリアスやランドロスなどのこおり4倍ポケモン。
フシギバナのめざパほのおの場合はハッサムやナットレイなどのほのお4倍弱点のポケモン。
わたしが今使ってるウルガモスはめざパじめんを採用していますが、これはウルガモスを止めにくるヒードランピンポイントですね。ただ、ちょうのまいを積んだ後であればカプ・コケコぐらいなら落とせるので命中安定技としてそこそこ有用だったりもします。
ただまぁ、やはり仮想敵を決めて採用するものであることには間違いないですね。どれだけピンポイントであっても、そのポケモンに対して天敵のような相手に打点を持てるのであれば採用する価値があるのかなと思います。
ポケモンによってはほぼ必須だが、あとはパーティに合わせて検討
正直なところ、ポケモンによっては必須だとも思います。ガブやランドに打点を持てないボルトは明らかに弱いですからね。
ただそれもパーティ単位で役割を持てるポケモンが他にいるのであれば絶対でもないですので、パーティ単位で役割を持つ必要があるかどうかというのが重要になってきますね。
よって、めざパは必須ではないが重要である、というぐらいにしておきましょうか。役割を持てる範囲を広げられるというのはかなり大きいことには間違いないですからね。
それではそんな感じで。それではまたー。