先日メガストーンが解禁されたメガラグラージ。メガシンカしたターンからすいすいのすばやさが適用されるということで、実質的な強化を受けたとかなり期待されていました。
とりわけ、サンムーンより特性あめふらしをもらったペリッパーとの相性補完の良さから、ペリラグラージの到来をサンムーン発売時より期待されていました。
ただ、実際に解禁されてみるとおもったよりペリラグラージを見なかったりします。ってかわたしはいまのところ一回も遭遇してないぞ。
どうなんでしょう、強そうな気もしますが、使われないだけの理由があるようにも思います。
そのあたりを今回は考察してみようと思います。ペリラグラージは強そうなのになぜ使われない?ってお話です。
ペリラグラージの相性補完
ペリッパーはみず・ひこう複合タイプで弱点がいわとでんきの2つのみとなります。ギャラドスと同じタイプですが、かなり優秀な複合タイプですよね。
ラグラージのタイプはみず・じめん複合タイプと、弱点がくさタイプのみでこちらもやはり優秀。そして、ペリッパーの弱点を二つとも半減以下で受けることができます。
相性補完と移転ではかなり優秀ですよね、この二体の組み合わせは。
そして最大の利点としては、雨パにとっては天敵の一体だったメガフシギバナにペリッパーが打点を持てるということ。
雨状態ではぼうふうを必中で使うことができるため、メガフシギバナに対してかなり強く出られるようになりますね。
このあたりはニュロトノにはできないことであり、明確な差別化ですよね。もちろん、ニョロトノは耐久面だったり補助技の豊富さなどで十分差別化できています。
ペリッパーの数値が足りなさ過ぎる
さて、ここからはなぜあまりペリラグラージが使われないのかということを考えていこうと思いますが。
ペリッパーがメガフシギバナに対して強く出られるとはいうものの、例えばラグラージとフシギバナ対面からペリッパーに引くとします。
おそらく相手のフシギバナはくさ技を撃ってくるのですが、それをペリッパーで受けることになります。くさ技は等倍ではいってしまいますね。
そして、努力値の振り方にもよりますが、ペリッパーのほうがフシギバナよりも基本的には遅いためもう一撃攻撃をもらうと大抵の場合落ちてしまいます。
さらにはぼうふうではフシギバナを一撃で落とせませんので、仮にすばやさで勝っていたとしてもこだわりメガネなどの火力アップアイテムを持っていないとメガフシギバナには後出しからでは勝てないんですよね。
要するに、数値が足りないんですよね。火力面にしても耐久面にしても。決してメガフシギバナに弱いわけではないですが、圧倒的に有利ってポケモンではないんですよね。
結局物理受けポケモンで止まりがち
すばやさがメガシンカしたターンから適応されることとなり、実質的な強化をされたメガラグラージではありますが、最大の弱点という部分は変わっていないんですよね。
それは、結局物理受けポケモンで止まってしまうということ。
メガラグラージは火力の高いポケモンではありますが、積み技がないためポリゴン2などの数値受けにはたきのぼりの怯み期待するぐらいしかないです。
グロウパンチを搭載するというのも手ですが、ガルーラでもなければグロウパンチで攻撃力を上げていくのはなかなか厳しいですね。
どくどくなどを仕込んでみても、遂行に時間がかかりすぎるので天候パにはかなり不向きですし。ペリッパー+ラグラージ+@1の残りでうまく対処できればいいのですがね。
結局のところ、フシギバナという天敵一体に対して強く出られたところで最大の敵がどうにもならないということなんですよね。
こう考えると、あまり使われない理由がはっきりと見えてきましたね。ポリゴン2などはメジャーなポケモンなので、特に雨対策をしていなくても止められる可能性があるというのはかなりきついところですね。
ただ、単純なスペックという点で言えばめちゃくちゃ高いので、舐めてかかって勝てる相手というわけでもなさそうですけども。
雨ピンポイントにならない程度にいくつか対策を仕込んでいくのがいいのかなと思います。
そんな感じで、それではまた~。