シーズン3の一位構築の分析に続いて、シーズン4でも一位の方の構築を考察していきたいと思います。
正直なところ上位勢の発想ってホントにすごくって、真似しようと思って真似できない部分もあるんですけど、やはりまずは知ることからですよね。
ということで今回もやっていきますよー。型の詳細などは元記事を御覧ください。
almond-beginer-1500-ibaru.hatenablog.com
7世代サイクルパの完成形?
構築タイトルにサイクル厨パとあるように、かなりサイクルを意識した構築となっています。
7世代環境ではサイクルパが強いと言われている中でシーズン3の一位の方の構築は対面寄りでしたが、ここでサイクルパが一位になったということは本来の形に戻ったということになるでしょうか。
高種族値の強力なポケモンをかつ補完よく並べることで、簡単には崩せないサイクルを実現しています。
さらにほろびゲンガーを入れることで相手のサイクルをキャッチし崩すこともできる。上位に行けば行くほどゲンガーは増えてくる傾向にあるのですが、やはりそのサイクル破壊性能あってこそということですね。
強固なサイクル相手でも強引に崩しにいけるほろびゲンガーは凶悪ですね。
この並びは7世代のサイクル構築のひとつの完成形と言えそうです。
流行必至?上位勢特有の地雷ポケモン
ここからは上位勢お得意の?地雷ポケモンたちですね。
ほろゲン、スカガブ、やどまもカグヤはメジャーな型ではありますが、それ以外の三体のポケモンはかなり珍しい型となっています。
リフレクレヒレ
その中でも残飯レヒレ自体はメジャーではありますが、このカプ・レヒレはリフレクターをもっているんですよね。
ひかりのかべ・リフレクターと両壁をもたせた起点作りのカプ・レヒレは少数ながら見かけたことはありますが、受けるカプ・レヒレがリフレクターを持っているのはかなり珍しいと思います。
これによって通常であれば後出しからでは倒せないような相手でも、リフレクターを盾にすることで勝てるようになります。また、味方のサイクルの補助にもなりますね。
これはかつて物理受けスイクンにリフレクターを採用することもあったので、発想的には近いところですね。
ただ、技スペースの厳しいカプ・レヒレにリフレクターをもたせるのはなかなか出ない発想というか、踏ん切りがつかないですよね。
HDボルトロス
珍しいポケモンその2。HDボルトロスです。
メガボーマンダやメガハッサムなどのアタッカーポケモンをHD調整するのも比較的見かける調整ではありますが、このボルトロスに対しては少し違いますね。
メガボーマンダやメガハッサムの場合は積む回数を増やすための調整ですが、このボルトロスの場合はむしろメタとしての傾向が強いです。
メガゲンガーのヘドロばくだん二耐えやギルガルドのZシャドーボール耐えなどによって特殊に対して広く役割を持つことができ、特に大抵のでんきタイプに対してはかなり強く出られるようです。
また、ボルトチェンジからの対面操作ということでサイクルのクッション、潤滑油としての役割も強いですね。
もともとの特攻が高いため、ほぼ無振りでも十分な火力が出せるのがボルトロスの優秀なところと言えそうです。
ニトチャヒードラン
ニトチャヒードランに関しては型を考えたこと自体は結構な人があるんじゃないのでしょうか。
ただ、実際に形にしてみようとするとニトチャで一枠を取るのがなかなかきつくて、技範囲が厳しいんですよね。また、スカガブあたりに簡単に止めれてしまうので使いどころが難しいなーということでなかなか使える所までこないんですよね。
その中である程度ピンポイントで出せる相手を絞って使うことでかなり強力なポケモンになっているように思います。
また、ほのおZもオーバーヒートのCダウンを避けてかつ高火力が出せるので、居座りたい状況での打ち分けが効くのも強そうですね。
まとめ
ニトチャヒードランを形にしたというのもかなりすごいのですが、やはり目をみはるのはHDボルトロスですよね。
6世代では化身ボルトロスをHD調整にしてクッション役とする型もありましたが、そことは近いようで別物といえる型ですからね。よくこんな調整をしようと思いついたなーと。
上位勢の構築記事を見るたびにやはり別次元だなーと感心させられてばかりです。シーズン3の一位構築が補完よりも役割重視の対面構築だったのに対して、今回は相性補完ばっちりのサイクル構築ですからね。強い構築って結局わからなくなってきますね。
立回りだとか構築を組む力もそうでしょうが、結局は環境にあった型を生み出せるのが強さの鍵となってくるのでしょうかね。いやー、正直わからん。
まぁなんでしょうね、もっと強くなりたいですねぇ。うーむ、難しい。もうちょっと頑張らないとだな。
そんな感じで、それではまたー。