メガシンカポケモンとしてトップメタの一角であるメガバシャーモ。
使用率の高いポケモンです当然強力なポケモンですから、対策必須なポケモンではあるんですがとにかく型が多すぎて対策しきれない。
みなさんバシャーモ対策ってどうしてるんでしょうかね。6世代だったらファイアローで余裕ちゃんだったんでしょうけど……。
ということで今回は対策が難しすぎるバシャーモ対策について考えていきます。
バシャーモのメインウエポンを半減で受けるタイプ
バシャーモのタイプはほのお・かくとうの複合タイプです。このタイプは補完がよく、メインウエポンでかなり広い範囲に役割がもてます。
特に最メジャーな物理受けであるポリゴン2にかくとうタイプの技で抜群を取れるため、メガボーマンダのようにポリゴン2いれておけばなんとかなるってことがないのがまず強いですね。
ほのお・かくとうの両方を半減で受けられるタイプとしては、みず・エスパー、みず・フェアリー、みず・ひこう、ドラゴン・ひこう、みず・ゴースト、ほのお・ゴースト、ドラゴン・エスパー、ドラゴン・フェアリー、ドラゴン・どくなどでしょうか。
受けられるタイプ自体は多そうではありますが、単純にバシャーモの火力が高いため生半可な耐久では半減でも確定二発を取られてしまう可能性があります。
また、最近ではメガバシャーモがかなり増えてきて入るものの、依然Zクリスタルもちの個体も一定数いるため決めつけてしまうと思わぬ役割破壊を受けかねません。
特性かそくによって基本的に上から殴られるのは避けられないのと相まって、このあたりがバシャーモというポケモンの対策の難しさというところですね。
バシャーモ対策になりそうなポケモンたち
みず・フェアリー勢
現在の環境的にも強く、バシャーモ対策になるのがみず・フェアリー勢ですね。アシレーヌ、マリルリ、カプ・レヒレが該当します。
アシレーヌの場合はもともとの物理耐久が低いため受けにくくはありますが、マリルリ、カプ・レヒレに関してはある程度耐久に振っていいくことで十分後出しがきくようになります。
カプ・レヒレの場合は耐久がかなり高いので安定して後出しはできますね。高速回復手段がZ技ぐらいしかないため体力管理には気をつけないといけませんが。
マリルリの場合はアクアジェットを高火力でだせるため、ある程度削れていれば縛っていくことができます。こだわりハチマキをもたせれば縛り性能をさらに高められます。
メガバシャーモの場合はサブウェポンにかみなりパンチがあればやや厳しくはありますが、不一致のためそこまで火力は出ないのである程度は殴り合えます。
通常のバシャーモでクサZ持ちの場合はどうしようもありませんね。使用率的には事故と割り切りたいレベルですが……。
ヤドラン
みず・エスパーというタイプと、かなり高い物理耐久を持つヤドランはバシャーモ対策としてはうってつけですね。特にメガヤドランであればサブウェポンでかみなりパンチを持っていようが余裕で受けきることができます。
ヤドランはほのお技を覚えられるので、バシャーモと一緒に採用されやすいナットレイにも打点が持てるのも強いですね。
基本的にはバシャーモに対してはかなり強いポケモンではあるのですが、上のみず・フェアリー勢と同様クサZ持ちには突破されてしまいます。
メガヤドランになっても特殊耐久は上がりませんのでクサZ持ちに遭遇しないようにお祈り安定ですね。
ギャラドス
みず・ひこうというタイプでメインウエポンを両方半減で受けられ、さらにいかくによってこうげきを下げることもできるギャラドスはバシャーモ対策にはまさにうってつけ。
かなり有利ではあるのですがやはりかみなりパンチ持ちは厳しいですね。いかく込でもかみなりパンチは4倍弱点のためかなり痛いです。
いわ技持ちに関してはいかくをいれてしまえばある程度ごまかせはしますね。
有利ではありますがかみなりパンチを持っているかどうかでかなり変わってくるので安定しているとはいいにくいですね。
シャンデラ
バシャーモのメインウエポンのうちかくとう技を無効にすることができ、ほのお技も通常で半減。さらに特性がもらいびであればほのお技も無効にすることができます。
サブウェポンのない剣舞型やバトン型のバシャーモであれば完封することができますね。
ただ、シャンデラの耐久自体はかなり低いのではたきおとすやいわ技などのサブウェポンを持っていた場合は厳しくなってきますね。
技構成次第ではシャンデラで完封できますので有力ではあります。はたきおとす持ちはかなり減っていますし、いわ技の場合は外しも期待できるのでやはりお祈り安定。
カイリュー
同じドラゴン・ひこうとしてはさらに強力なメガボーマンダというポケモンがいますが、バシャーモ対策という点で言えばカイリューのほうが強いですね。
対面からであればマルチスケイルによって珠めざ氷でも余裕で耐えることができ、カイリュー側からも打点が取りやすい。
さらにある程度削れたい状態からであればしんそくで縛っていくこともできますので、バシャーモ対策としてはかなり強いポケモンなのではないかなと。
惜しむらくは環境的にやや辛いところ。Z技前提のひこう技は使い勝手が悪く、ドラゴン技は環境的に通りが悪いのでカイリュー自体がちょっとしんどいところですね……。
クレセリア
圧倒的な耐久力を誇るクレセリア。タイプ的には単エスパーなのでほのお技は等倍になっていまいますが、その自慢の耐久力で問題なく受けることができます。
とはいえ、はたきおとす持ちぐらいであれば対処できますが剣舞ホノオZ型の場合はさすがのクレセリアでも突破されてしまいます。ホノオZは比較的採用率が高いため、少し厳しいところですね。
また、火力の足らないクレセリアは起点にされやすく特にトップメタであるミミッキュが受けられないため環境的にきびしくはあります。
クレセリアの使用率が伸びないのもこのあたりですよね。ミミッキュに弱いポケモンはきついのが今の環境です。
新UBズガドーン・アーゴヨンは対策になりえる?
ポケモンウルトラサン・ウルトラムーンから新たに追加された新UBことズガドーンとアーゴヨン。
ズガドーンがほのお・ゴースト、アーゴヨンがドラゴン・どくと、タイプ相性的にはバシャーモのメインウエポン両方を半減で受けられるため有利であるといえますね。
ただ、ズガドーンにしろアーゴヨンにしろ耐久面ではかなり心もとないため、少なくとも後出しから対処するというのはかなり厳しいです。
また現環境でアーゴヨンが多い影響からか、じしんをもったバシャーモも増えているので対面からでも負ける可能性がかなり高いですね。
バシャーモ対策として期待された二体ではありますが、ちょっと荷が重そうです。
とはいえ二体とも強力なポケモンですし、アーゴヨンに至っては現環境においてトップメタの一角と言ってもいいほど。バシャーモ対策にはならなくてもめちゃくちゃ強いポケモンですね。
安定はカバルドン?
ここまで上げてきたポケモン以外でも、他にも型によってはブルンゲルやラティアスなどもバシャーモ対策にはなります。
その中でも個人的には一番安定しやすいのはカバルドンなのかなーと思っています。
HB特化カバルドンであれば特化メガバシャーモのとびひざげりも2.3%の乱数二発なのでほぼ耐えられます。
環境的にもミミッキュやメガボーマンダを受けられるため、採用しやすいという利点もあります。
例によってクサZだけが要警戒ではありますけど、まぁ事故です事故。あとはクレセリア同様剣舞ホノオZもきついところではあります。
カバルドンの場合はあくびで流すこともできるので起点になりにくいのは強みですね。
実際ぽけっとふぁんくしょんの上位構築の採用数みてもカバルドンがかなり高くなってきていますからね。
ぽけっとふぁんくしょんサンムーンシーズン4シングル 上位構築記事まとめ
カバルドン硬いですからねー、シーズン4ではわたしも使っていましたが正直相手に使われると嫌なポケモンでもあります。
むしろそのカバルドンに等倍で二発でもっていける可能性のあるバシャーモとんでもないなぁ。強いなぁ。
まぁそんな感じで。ポケモン楽しんでいきましょう。それではまたー。