ポケモンにおけるノーマルタイプってそもそもなにがノーマルなんだろうって思わなくもないんですけども。
カエンジシとかホルードとかのノーマル複合タイプってもはや意味がわからないというか。ホントなにがノーマルなんだろうなーって不思議に思ったりしているんですが。
最近、ノーマルタイプの需要が上がってきているんじゃないかなってのをすごく感じています。
そんなわけで、今回は現在の環境におけるノーマルタイプの需要についてのお話です。
弱点は少ないが耐性も少ないノーマルタイプ
ノーマルというタイプは、弱点がかくとうタイプのみである一方で、耐性もゴースト無効のみと、弱点と耐性共に少ないタイプとなっています。
ただ、現在の環境においてかくとうタイプはルカリオとバシャーモぐらいしかいないので、比較的弱点は突かれにくいタイプといえますね。
耐性の少なさによってサイクルに参加させにくいようにも思えますが、ポリゴン2やカビゴン、ラッキーなど単純に数値が高いポケモンが多いためむしろ弱点の少なさが利点になってきます。
攻撃面では抜群が取れないので、火力が出しにくい一方で覚えられる技自体は豊富なことが多いため、パーティによって技構成を合わせることで補完が取らせやすいタイプでもあります。
器用貧乏になりがちではありますが、なにをさせるかを明確にすることで役割をもたせやすくもあります。
もともと、ポケモン単体で見れば優秀なポケモンが多いのもノーマルタイプの特徴といえますね。
ゴーストタイプの通りがよすぎる現在の環境
ポリゴン2からラッキー、カビゴンやメガガルーラなど、これらのポケモンたちはそれこそ構築の軸になりえるレベルで優秀なポケモンたちですが、単体のスペック以上にノーマルというタイプ自体が構築に求められるようになってきています。
というのも、現在の環境ってゴーストタイプの通りがよすぎるんですよね。
ミミッキュ筆頭に、初手ゴーストZぶっぱなギルガルドや単純にハイスペックなメガゲンガーなど、現在の環境の上位に強力なゴーストタイプのポケモンたちがいます。
ゴーストタイプに対する耐性はノーマルタイプとあくタイプにしかなく、あくタイプは現在のフェアリー環境によってかなり厳しいためゴーストタイプ対策としてのあくタイプはむしろ相手のフェアリーにカモられてしまうレベル。
実際、現在のPGLのランキングを見てもあくタイプのポケモンはかろうじてバンギラスがランクインしているぐらいす。それぐらいあくタイプにとってはきつい環境となっています。
サンムーンでフェアリータイプの強力なポケモンが増えたことでドラゴンが厳しくなったみたいに言われてますが、むしろよっぽどあくタイプやかくとうタイプのほうが割りを食っていますよね。
ただ、こういった要素がいくつも重なったことでノーマルタイプの需要が高まってきているんですよね。それこそ、現在の環境においてはメガガルーラすらも対ゴーストのサイクル要員として考えられているほど。
わたし自身、メタグロスをよく使っているのでゴーストタイプ対策は必須なのですが、あくタイプのポケモンを入れるのはかなりきついなーと思うことがあります。
サザンドラやブラッキー、バルジーナなどを使ってきましたが単純に今の環境はフェアリータイプが多すぎてかなり動かしにくいです。
まぁノーマルタイプで補完取ろうとしても、結局バシャーモあたりはめちゃくちゃきついんですけどね……。このへんはメタグロス使っていくうえで常に付きまとう問題ではあります。
こんな感じではありますが、実際ノーマルタイプのポケモンはかなり環境的に重要視されてきていますので、構築に行き詰まったときはノーマルタイプのポケモンで補完をとることを考えてみてもいいと思います。
ポリゴン2とか無茶苦茶強いしね。相手にするとすごく嫌です。そんな感じで、それではまたー。