特にシーズン2がはじまった頃でしょうか、Z技によってサイクルパーティはオワコンなんて言われていました。
第7世代の環境は対面構築が強いなんてのが主な論調になっていましたね。
ところが蓋を開けてみるとびっくり、シーズン2の上位陣にはサイクルパーティが多く見られました。受けループなんかも含めてね。
これってサイクルパーティがZ技によってきつくなったというよりも、Z技を使いこなすことによって相手のサイクルを崩しやすくなったという、サイクルパーティ的にはむしろ追い風だったってことなんですよね。
ということで、今回はZ技によって受けポケモン・サイクルパがオワコンだなんて言われる中で実際はどうだったのか、そんな話をしていきます。
数値受け受難の時代
実際のところ、厳しくなったのはいわゆる数値受けと言われるポケモンたちです。
その圧倒的な耐久力で、タイプ相性すらも凌駕して受けきってしまうポケモンたちを指す言葉で、ポリゴン2やクレセリアなどがその代表格ですね。
第6世代では問題なく受けられていたものも、Z技によって確定数がずらされることで受けきれなくなる場面も増えたため、数値受けのポケモンは現環境においてはかなり厳しくなっています。
ただ、これって要するにタイプ相性を無視した、数値受けの甘えが許されなくなってきているだけなんですよね。
タイプ相性なんて考えずにとりあえず出しておけば受けられるなんて、それってもはやポケモンの根幹に関わる問題なわけじゃないですか。
タイプ相性こそがポケモンの醍醐味でしょう?そう思えばZ技によって甘えた数値受けが厳しくなってきたなんてことは、むしろ好ましいことなんだと思うんですけどね。
ただ、実際のところそこまで使用率が下がっているかというとそこまででもなく、現在も十分な使用率を誇っています。厳しくなってきているとはいうものの、圧倒的な数値の暴力は未だに健在ということでしょうね。
とはいえ、個人的にはバランス的に悪くなっているとは思いませんね。第7世代の環境はかなり健全だと思いますよ。
パーティの相性補完がより一層求められるようになった
結局のところね、パーティの相性補完の重要性が増したっていう、ただそれだけのこと。
いくらZ技が高火力といっても、半減相手にはそこまで負荷をかけられるわけではないですし、タイプ相性で受けていくことを考えればなんともならないってわけではないんですよね。あ、積んだZ技の場合はまた例外だけど。
もちろん、役割破壊のZ技なんかもあるし、相性補完が優れていたとしても読みの要素もでてきますし、絶対ではないですよね。
タイプ相性はポケモンの醍醐味ですけども、対戦における読みも大事な要素の一つでしょう?
とはいえ、やはり一番はしっかりとした相性補完のよいパーティを組んでいくことで安定感を出していくことはできます。そして第7世代においてはそれが強いパーティなんだと思うんですよね。
第7世代は対面よりのサイクル構築が強い?
ここまで書いてきて思うことは、第7世代の環境で強いパーティというのは、対面構築寄りのサイクル構築なんじゃないのかなと思います。
サイクル性能特化よりも、ある程度の対面性能を持ったポケモンでサイクルを作っていくパーティが強いように思います。
攻撃範囲が広くてサイクルの回せるポケモン。んー、なかなか難しくはありますね。
ただ、これもポケモン単位で考えるよりも構築単位で考えるほうがいいんじゃないのかなとも思います。
対面性能の高いポケモンと、サイクルを回す能力の高いポケモンとを組み合わせて、そこで相性補完をとっていくような。
おお、これマジで難しいな。たしかに最近パーティ組むのに苦戦してるけど、要するにこういうことだよな。
うーむ、やっぱりポケモン楽しいわ。相変わらず考えることたくさんあるなぁ。
まぁそんな感じで、ちょっとでも強いパーティを組めるように精進していきます。正直、最近レート伸ばせなくてかなり苦戦してし……。
ということでそれではまたー。