不遇なタイプ、というとくさタイプかむしタイプが思いつきそうなものですが、現在のレーティング環境には割りとくさタイプ必須まであるんじゃないかと思っています。
なんつーか混沌とした環境になってきています。催眠ゲンガー筆頭になんだかなぁという。いやマジで笑えないんだけども。草生えない。
ひとまず催眠ゲンガーはおいておいて、現在の環境は確実にくさタイプの需要が高まってきています。
ということで今回はいまなぜくさタイプの需要が高まってきているのかということと、あわせてオススメのくさタイプポケモンを紹介していこうと思います。
戦犯キノコのほうし
なぜくさタイプの需要が高まっているかというと、言うまでもなくキノコのほうしの存在です。つーかキノガッサ。
どんどん使用率が上がっているので正直勘弁してほしい。頼むから。
キノコのほうしによる催眠攻撃と、テクニシャンにより底上げされた高い火力と。
対面性能のおばけみたいなポケモンなので使用率があがるのはわかるのですが、まぁでもそうなると対策せざるを得ないですよねっていう。
キノコのほうしはくさタイプには無効なので、くさタイプのポケモンをパーティに入れるというのが一番の対策になります。
ぼうじんゴーグルをもたせるというのもありですが、ピンポイント採用になりがちですので汎用性という点ではちょっと使い勝手がなぁという。意表はつけますけども。
エレキフィールド、ミストフィールドをはるというのもありですが、コケコにしろレヒレにしろキノガッサには強いとはいえないのである程度立回りも重要になりますしね。
ということで現在の環境はパーティにくさタイプポケモン必須まであると思うんですよね。
あと、くさタイプの場合はやどりぎのタネ対策にもなります。
やどりぎのタネもキノコのほうし同様くさタイプには無効ですので、やどまもとかされるとめんどくさくてしょうがないのでそれを防ぐ手段でもありますね。オタク戦法まじうざし。
ただしテッカグヤはNG。やどりぎ打たれるのが嫌すぎてテッカグヤの前にくさタイプを出したが最後、エアスラッシュやかえんほうしゃでさっくり焼かれてしまいます。
まぁそんな感じで、とりあえず今の環境はくさタイプがいると動かしやすいと思うんですよね。
オススメのくさタイプポケモン紹介
そんなわけでオススメのくさタイプポケモンを紹介していきます。といってもまぁ、普通に環境上位にいるポケモンばかりになっちゃうとはおもうんですけども。
ではいきましょう。
メガフシギバナ
メガ枠ということもあって、さすがに強いのがメガフシギバナですね。
くさ/どく複合ということで相手のくさタイプにも強く、めざ炎を搭載すればナットレイなどにも強いですね。
キノガッサのメインウェポンのうち、かくとう技とくさ技は半減以下で受けられますし、すばさやがそれほど高くないのでナットレイのジャイロボールの火力が抑えられるのもポイント。
あついしぼうによって実質弱点がエスパーとひこうのみになるため、耐性も優秀で非常に硬いポケモンですね。
メガシンカ枠を使うということでどうしても構築の軸にはなってきますが、その強さは相当なものです。
カミツルギ
ナットレイにすこぶる強いのがこのカミツルギ。
オタク戦法を駆使するナットレイを起点につるぎのまいを積んでいくことで全抜きも狙える高速アタッカー。
使用率でいうとそこまででもないんですけど、このポケモンかなり強いと思うんですよね。
一致技は止まりやすいもののサブウェポンが揃っているので攻撃範囲はそこそこ、ビーストブーストで火力を上げていくことで高い抜き性能を誇ります。
ただし、キノガッサには弱いのでキノコのほうし対策にはあまりならないのが難点ですね。マッハパンチで普通に確定二発を取られます。
物理耐久自体は低くないですし耐性も優秀ですので、高い素早さとあいまって普通にスペックの高いポケモンです。強いです。
ジャローダ
壁貼りに麻痺撒きにとサポート気質なジャローダですが、特性あまのじゃくによってリーフストームを使うと特攻が二段階上がるため高い突破力を誇ります。
サポート要員のはずがリーフストームガン積みして気づいたら全抜きしてた、なんてこともあるのがこのジャローダのぶっ壊れスペックですね。
ナットレイにしろキノガッサにしろ、ジャローダよりもすばやさが低いためリフレクターを張ってしまえば攻撃はすべて受けられますし、ゴツメ型であればちょうはつをいれてこうごうせい連打で削ることができます。
攻撃範囲が狭いのがネックですが、起点を作りつつうざいキノガッサやナットレイの対策になるのでかなりいいポケモンですね。
モロバレル
このモロバレルもキノコのほうしの使えるポケモンですね。キノガッサに比べるとかなり耐久寄りのステータスになっています。
特性のさいせいりょくによってサイクル戦適性も高く、耐性も優秀です。火力に関してもイカサマを使えるので十分補えますし、カミツルギの起点にもなりません。
フシギバナと同じタイプですのでキノガッサの攻撃はほぼ受けられますし、どく技で殴ることもできますね。
ただ、ナットレイにはめざ炎以外の打点はないですし、技スペース的にもいれにくいのが難点ですね。イカサマ連打で削るぐらいかな?
受け気質ですのでキノガッサほどの対面性能はありませんが、サイクルパーティに組み込むのであればモロバレルは候補になりえますね。
エルフーン
エル糞と呼ばれ糞鍵と並んで害悪の筆頭と言われたエルフーンも、いたずらごころの弱体化によってやや動きにくくはなったかなぁという印象ではあります。
ただ、自分にかかる補助技に関してはサイコフィールドなどの影響は受けないので、コットンガードを積んじゃえば圧倒的な耐久になりますしあくタイプ相手にはフェアリー技で打点がとれますのでまだまだその害悪性能は健在かと思いますね。
やどまも害悪戦術はちょっとやりにくいですが、補助をしつつナットレイやキノガッサ対策をするぐらいの仕事は十分こなせると思います。
ただどくが4倍弱点ですので、フシギバナなどにはめちゃくちゃ弱いので、ねむりごな型のフシギバナ対策にはなりませんね。どく技を積んだモロバレルもきついですね。
まとめ
とりあえずはこんな感じ。オススメポケモンでいえばキノガッサとナットレイは言わずもがなですね。
くさタイプのポケモンは嫌らしいポケモンが多いので、というかそれぐらいじゃないと耐性とか攻撃の通りとか悪すぎてやっていられない……。
そう思うと意外とバランス取れてる?うーん、そうなのかなぁ。
まぁそれはそれとして。とりあえず今の環境はくさタイプポケモンがいると結構動かしやすいと思うので、このあたりのポケモン採用してみることをオススメします。
それではまたー。