最近のレーティング環境でプレイしていて思うことが一つありまして、まもるという技の価値が上がってきているなーと。
ダブルバトルにおいてはかなり使われている技ではありますが、ダブルバトルでは縛り関係を解消するために使われていますね。
ダブルバトルではこのまもるを打つタイミングにもかなり読み要素が出てくるので、これもまた一つの奥深さに鳴ってきているわけですけども。
どうやら最近、シングルバトルにおいてもまもるという技は非常に重要なものになってきているようです。
ということで今回はシングルバトルにおけるまもるの重要性についてのお話です。
従来の「まもる」の使い方
これまでのまもるを使った戦術としては、どくまもややどまもなどスリップダメージを稼ぐためのターン稼ぎに使われることが主な用途でした。いわゆるオタク戦法。うざいやつ。
ほかにバシャーモやサメハダーなどの特性かそくのポケモンがすばやさを上げるための積み技感覚で使っている場合もあります。
第6世代ではメガシンカしたターンはメガシンカ前のすばやさが適用されていたため、メガスピアーのような大きくすばやさが変わるポケモンはまもるを使ってメガシンカ前のすばやさが適用されるターンをやり過ごすのに使っていました。
ほかにも道具でたべのこしやくろいヘドロもちのポケモンが回復ターンを稼ぐために使ったりもします。
総じて、いくつか挙げてみたわけですが基本的には限られた戦術というか、誰でもかれでも使うような技ではないんですよね。
特定のなにかと組み合わせて戦術として使うわざになっているわけですね。
Z技が強すぎる環境
さていまのサンムーンのレーティングバトルの環境では、Z技が猛威を奮っています。
サイクルにしろ対面にしろ、Z技で相手を崩して価値筋を通すというのが主流の戦略となっています。
とにかくZ技が強すぎる環境なんですよね。これによって甘えた数値受けというものがかなり厳しくなってきていますし。
そのため、Z技を受けるにはパーティの相性補完をよくして数値受けでなくタイプ受けをする必要があるわけですが、ゲッコウガのようなどのZ技が飛んでくるかわからないようなポケモンもいますし、役割破壊Zすべてはなかなかフォローできない。
そんなわけでみんながみんな、Z技をいかにして受け流すかというところに四苦八苦しているのが現在の環境だと思うんですよね。
その中でZ技のダメージを四分の一にできるまもるという技の存在はかなり大きくなってきているわけです。
相性補完をそこまで考えなくても、受けにくいZ技でもまもるをうまく合わせることで被害を最小限に抑えることができるということですね。
「まもる」に技スペースを割くのは基本的には厳しい
ただ、四つしかいれられない技スペースにまもるを入れるというのはなかなか厳しいです。ダブルのようなある程度技範囲を狭くしても二体で補完が取れるなら良いですがシングルではそれは難しいですからね。
前述したメガスピアーなんかも、メガシンカの仕様変更でまもるを搭載する必要がなくなったということで技範囲を広げられるようになりましたからね。
バシャーモを使っている人でも、できればまもるを切って技範囲を広げたいと思っている人は多いハズ。そういう意味ではまもるを切ったバシャーモは強い、なんて言われることもありました。
自然に「まもる」が技候補に入るポケモンがZ技に相対的に強い
つまるところ、従来のまもるの使い方で当てはまるようなポケモンたちは今の環境でもまもるを持っていることが多いです。
そういうポケモンたちにとってはまもるという技は無理なく入ってくる技なんですよね。そしてそれが強い。
まもるが自然と入ってくるポケモンたちというのは、基本的には耐久に特化したポケモンが多いです。ナットレイやテッカグヤなどなど。
まもるをZ技透かしに使えるようになったことで、これらのポケモンは受け性能が相対的に上がったともいえますね。
シングルレーティングシーズン2で一位になった方の構築ではカバルドンがまもるを持っていました。あまりカバルドンはまもるを持っているようなポケモンではないので意表がつけ、うまくZ技を空かすことができていたようです。
こういうのも結構重要な部分で、メジャーなまもる持ちのポケモンについてはやはりZ技を打つかどうかというのが警戒されてしまいます。なんならまもる読みで積み技をいれてくる場合も。
ある程度リスクとなってくる場合もありますので、思考停止で使える技ではないんですよね。ただ、だからこそ強いともいえます。
場合によっては死に技となってしまうこともあるので、うまく使いこなす必要がありますね。うーむ、難しい。
ただ、まもるの重要性が増しているというのは間違いないと思います。Z技で崩されやすいクレセリアのようなポケモンがまもるを持つことで数値受けという概念を復活させることもできるかもしれませんね。
いやー、ポケモンは相変わらず奥が深い。楽しい。
そんな感じで、このへんでそれではまたー。