ポケモンの対戦において、ポケモンごとに様々な型があります。
型というのは努力値調整、性格、技構成などから決まってくるものですが、基本的には長所を伸ばしていくのが基本の型となります。
その中で、いわゆる両刀型と言われる型があります。ステータスの効率的に物理か特殊に振り切るのが理想ではありますが、あえて物理と特殊を両立させるタイプです。
いやね、なんか両刀ってかっこよくね?っていうね。両刀ですよ?両刀。ダブルソード?いや、英語で両刀ってどう表現すんだろ。
両刀型ってオサレすぎんだよなー。なんかネタにされがちな両刀ですけど、使いこなせられればむちゃくちゃかっこいいと思うんですけどね、どうなんでしょ。
両刀型の強み
ではその両刀型の強みというと、受けポケモンに強い、これに尽きます。
特に物理または特殊に特化させたポケモンで受け回す、受けループに対してはかなり強くでられます。
受けループ対策には高火力での崩し、ちょうはつ、メガゲンガーでサイクルカットしたりするのが定石ですが、両刀型でもまた崩すことができます(タイプにもよるけど)。
他にも、オーバーヒートやばかぢからなどのステータスダウンする技を使った後でも居座ることができたり、威嚇にもある程度対応できるなどそれなりのメリットがあります。
ポケモンによっては物理と特殊とで技範囲が偏っている場合があるので、両刀にすることで技範囲を広げることもできます。
その一方でデメリットとしては、火力が不足しがちになることですね。仮想敵を定めて調整をするため、それ以外の相手には火力が足りないというケースがでてきます。
また、防御か特防にマイナス補正をかけるのが定番なため、耐久面に不安が出てきます。
守りを捨てることで攻撃に特化する的なアレですね。いや、そう考えるとだいぶかっこいいよな?っていうね。
両手に武器を持ったら盾もてないからね、しかたないね。
代表的な両刀ポケモン
ということでかっこいいもののピーキーな両刀型ですが、現在の対戦環境においても一定数両刀型のポケモンは存在します。
対処を誤るとサイクルを一気に崩されがちですので、ある程度対策を考えるのも含めて代表的なポケモンを紹介していこうと思います。
ゲッコウガ
両刀の代名詞ともいえるポケモンがゲッコウガ。素早さが高いうえに特性のへんげんじざいによってサブウェポンもタイプ一致で使えるため、両刀型の適性が非常に高くなっています。
技範囲がむちゃくちゃ広いのもあって、非常に対策がしづらいポケモンですね。
一方で自分で使うとなると結局採用できる技は4つしかないため、パーティに合わせて構成を考えないといけないのでテンプレで組むと意外と機能しなかったりします。
素の火力はそれほど高くないので、いのちのたまやたつじんのおびを持たせて補うというのが定番ですね。耐久に関してはお察し。
メガルカリオ
攻撃、特攻ともに高い種族値と特性てきおうりょくによって物理・特殊両方から高火力を叩き込めるメガルカリオも両刀の筆頭ですね。
ただ、一致技で固めてしまうと技範囲が狭くなってしまい、技範囲を広げようとすると火力が足りなかったりと両刀で使おうとするとピーキーになりがち。
道具がメガストーンで固定されてしまうため、火力補助アイテムをもたせられないのがややネックですね。
覚える技の範囲自体は広いので、ステルスロックなどで削って確定圏内にいれていくことができれば両刀型としてうまく機能するのではないのかなと思います。
メガボーマンダ
ステータス的にはやや足りないものの、覚える技の威力の高さもあってメガボーマンダも両刀適正のあるポケモンとなっています。
両刀型にすることでりゅうせいぐんの特攻ダウンやすてみタックルの反動をある程度ごまかせるなど、クセの強い覚える技との相性がいいですね。
4倍弱点もちということで耐性面には不安がありますので、通常の物理アタッカーや特殊アタッカーのメガボーマンダと比べるとあまり無茶が効かないところがあります。
はねやすめなどの補助技も技スペース的に持たせるのが厳しいので、基本的なアタッカーのメガボーマンダとはまったく使い勝手が違ってくるのがおもしろいところでもありますね。
バシャーモ
対戦環境に一定数存在するのが両刀型のバシャーモです。このポケモンの両刀は役割破壊として採用されることが多いですね。
バシャーモの一致技の攻撃範囲では起点にされてしまう、カイリューやボーマンダに対する打点としてめざめるパワーこおりをもたせた方が両刀バシャーモの基本型ですかね。
素の状態では火力が足りないためいのちのたまをもたせることが多いので、バシャーモについても耐久についてはお察し状態。
両刀がピーキーになるのはもはや避けられないところなので、このあたりはしょうがないですね。
カプ・コケコ
今まで挙げた中では明らかに場違いなのがこのカプ・コケコ。というのも、環境にいるコケコの大半が特殊アタッカーで、両刀型なんてのはほぼいないからですね。
こいつに関してはあれです、わたしが今両刀コケコを作ってみようと思っているので紹介してみようかなーと。
種族値的には攻撃が高いのに特殊アタッカーとして使われることが多い理由は物理電気技の使い勝手の悪さからであるため、そこを両刀型で補うことができれば強いんじゃないのかなと。
その上で、物理か特殊どっちをベースにするかというのが一つの問題にもなってきますね。
物理メインにすることの利点は相性補完のいいブレイブバードの火力をあげられること。デメリットはワイルドボルトがメインウェポンにするには使い勝手が悪すぎること。
特殊メインにすることのメリットはボルトチェンジの火力を伸ばせることと、一致技のマジカルシャインの火力を伸ばせるのでフェアリーとしての役割をある程度持たせられるということ。
どっちも一長一短というか、どっちも物足りない感じなのでこのあたりはパーティに合わせてになるのかなとは思います。
でんき技に関してはエレキフィールドで十分な火力が出せるので、基本的にはどのサブウェポンを重視するかというところですね。
まぁこのへんは実際に使ってみてからなのかなーと思います。ひとまずは物理メインの両刀を作ってみようと思います。
まとめ
最後にちょっと余談が入ったものの、両刀型は使い勝手の悪さがある中でうまくハマれば非常に強力なカードとなりえます。
なにより意表がつける。
パーティに一体両刀ポケモンをいれておくことで地雷として機能するかもしれませんし、崩しのポケモンとしてはありかなーと思います。
とりあえず両刀コケコを作ってみます。うまく使えるかなー。
それではこのへんで。またー。