ポケットモンスターソード・シールドからメガシンカが廃止され、メガシンカありきで使われていたポケモンたちはことランクマッチでは厳しくなるだろうと言われていました。
リザードンもそんなポケモンの一体。もともと強力なメガシンカをなぜか2種類もらっていた贔屓っぷりから一転、素のリザードンはどう考えても弱いだろうと。
ところがいざ剣盾環境が始まってみると意外や意外、十分に環境で戦えるポケモンになっているじゃないかと。
そんなわけで今日は剣盾環境におけるリザードンのお話です。
一致ダイジェットが強い
まずやっぱり剣盾環境においては、ダイジェットがとにかく強いわけです。
高火力で殴りつつ素早さも上げられる、威力の高いニトロチャージと思うとそのとんでもなさがよくわかります。
そしてこのダイジェットをタイプ一致で使えるポケモンは自然と評価が高くなります。リザードンだけでなくギャラドスしかりトゲキッスしかり。
もうすでにこれだけでもリザードンは一線で戦えるポケモンなんですよね。
サンパワーで火力十分
とはいえ、いくらタイプ一致でダイジェットが使えると言ってもリザードンでは火力が足りないんじゃないかと思われるかもしれません。
でもそこは、特性のサンパワーで補うことができます。
メガリザードンYのように特性で晴らしたりはできませんが、ダイバーンを使えば自発的に天候を晴れにしていくことができます。
サンパワー発動状態であれば数値的にもメガリザードンYを超える火力が得られます。
さらにはメガストーンでアイテムが固定化されるメガシンカポケモンと違って自由にアイテムを持つことができます。
するどいくちばしでダイジェットの火力を上げてもいいですし、いのちのたまをもたせて耐久と引き換えに全体的に火力を上げることもできます。
まぁ、サンパワーといのちのたまのスリップダメージでゴリゴリHP削られていくので耐久面はホントにきついですが。笑
すばやさ種族値100が強い
意外と見落とされがちなのがこのすばやさ種族値100です。かつては100族は激戦区と言われていましたが、剣盾の環境では素早さ種族値100はむしろ速い部類です。
特に80から100手前までのラインは、ミミッキュ筆頭にサザンドラやドリュウズにヒヒダルマなど環境に多いポケモンがひしめいているので、このあたりを一気に抜けるのは実際かなり強いです。
このあたり、同じダイジェット使いでも80族のトゲキッスや81族のギャラドスとの大きな差別点だと思います。
不安はあるが十分戦える
メガシンカがなくても思ったよりも戦えるというのが剣盾環境のリザードンですが、特に耐久面は厳しいなと思うところがあります。
メガリザードンYもXも意外と耐久面の上昇の恩恵が大きかったので、素のリザードンはマジでペラッペラできついです。ましてやサンパワーなどで自ら耐久を削っていくわけですからね。
また、火力を出すにしても一度晴れさせたりする必要があるわけで、やはりかつてのメガリザードンのようにいきなり高火力を発揮しゴリ押しできるようなパワーがあるわけではありません。
ステルスロックに弱いのも今まで通りですしね。かつてほど型が多いわけでもないですし、やっぱりきついなと思う部分はいくらでもあったりはします。
決して弱いポケモンではないですが、エース運用しようとするとまた難しいところもありますね。
でも今のリザードンって結構好きなんですよね、バランスよく仕上がってるんじゃないかなーとも思うので、使ってておもしろくもあります。
とりあえずリザードンがある程度活躍できるようで嬉しい限りですね。
そんな感じで、それではまたー。