ポケットモンスターソード・シールドでは登場するポケモンが大きく絞られ、メガシンカ・Z技の廃止とダイマックスの導入によって大きく対戦環境は変化しています。
また、8世代に変わったことで覚える技なども変更され、大きく強化されたポケモンもいます。
その筆頭ともいえるポケモンがサザンドラです。7世代ではかなり厳しい戦いを強いられていたサザンドラですが、8世代では圧倒的な活躍を期待できそうです。
ということで8世代でのサザンドラの強化点を考えていこうと思います。
わるだくみの習得で圧倒的な崩し性能
剣盾におけるサザンドラの最大の強化点は間違いなくわるだくみの習得です。
これまでのサザンドラは、技範囲の広さによる上から殴る制圧力は高かったですが、一方で火力不足による受けポケに止められることの多いポケモンでもありました。
搦め手も多く使えるサザンドラだったので、受けポケに対してまったくの無力というわけではありませんでしたが、わるだくみの習得によって力押しで受けポケを突破することも可能になりました。
技範囲の広さ+わるだくみはどう考えても凶悪なんですよ、剣盾のサザンドラ崩し性能という点では圧倒的といえるレベルになったのではないかと思います。
ダイマックスを最大限に使いこなすポケモン
剣盾からの新要素のダイマックス。単純な火力アップ、耐久アップだけでなくサザンドラはこのダイマックスの恩恵をめちゃくちゃ大きく受けられるポケモンです。
まずはダイマックスによってこだわり解除ができるということ。こだわりアイテムによる火力アップや素早さアップの恩恵は消えますが、技の固定を解くこともできるので柔軟な動きができるようになります。
とくにこだわりスカーフやこだわりメガネはサザンドラにとってメジャーな持ち物ですし、ダイマックスによるこだわり解除の恩恵はかなり大きいです。
また、ダイマックス技に変化させることでりゅうせいぐんのとくこうダウンの効果を打ち消すことができます。
7世代では役割破壊として使われていたゲップZも、威力自体は落ちますがゲップをダイマックス技にすることで同じような感覚で使うことができます。
むしろどくタイプのダイマックス技はとくこう1段階アップの追加効果までありますので、ゲップZよりも強いまであるレベルです。
さらにはZ技と違って一回撃ったら終わりでなく、3ターンの間ダイマックス技は使えるので一度スカされたとしてもそこまでディスアドにもなりません。
ダイマックスによってかなり臨機応変なムーブができるようになったので、サザンドラの器用さにさらに拍車がかかるようになりました。
準伝フェアリーのリストラとメガシンカの廃止
7世代はサザンドラにとってとにかく環境的にめちゃくちゃ厳しいものでした。
とくにカプ系を筆頭とするフェアリーがとにかく強くて、使用率上位に何体もフェアリーが食い込んできていたのでサザンドラは相当動かしにくいポケモンでした。
ただ、剣盾ではそれらのカプ系などの準伝クラスのフェアリーがリストラされ、強力なフェアリータイプのポケモンが環境からかなり減ることになりました。
また、メガシンカによって上がっていたすばやさラインもメガシンカの廃止によって抑えられ、ガブリアスもいないとなると98という微妙なすばやさが意外と悪くないラインにまでなってきました。
ドラパルトのような強力なドラゴンタイプも新たに登場しましたが、環境的にはサザンドラにはかなり追い風が吹いています。
相方のギルガルドも弱体化されたものの剣盾では続投ですし、相性補完にも恵まれています。メタグロスはどこにいったんだ……?
もちろんこれから環境は大きく動いていくでしょうが、ソード・シールドの8世代はサザンドラにとって活躍の機会が多くありそうな環境となっていきそうです。
それではまたー。