サンムーンのレーティング環境はかなりフェアリーが多い環境になっていますが、そんな中でもサザンドラさんは頑張っています。
この記事執筆時点で44位だそうです。フェアリー4倍弱点にしては相当頑張っているのではないでしょうか。
実際、わたしもシーズン2、シーズン3と使ってきましたが、なんだかんだで今の環境でもやっていけるなという手応えはありました。
ということで、今回は現在の環境におけるサザンドラの立ち位置と、わたしが今まで使ってきた型を紹介していきます。
求められるのはパーティの相性補完
600族ということで高いステータスを誇るサザンドラですが、現在の環境では構築の軸として戦うのは厳しいかなと思います。
火力自体は低くないのですが、メインウエポンのあくとドラゴンがフェアリーに受けられてしまうのはかなり厳しいですね。
技範囲は広いのでフェアリーに対する打点はあるものの、不一致技では弱点をついても火力不足になりがちですし、すばやさもやや足りないですし。
もともと種族値がフラットに割り振られているのもあって物足りないなーと思うことの多いポケモンではありましたが、環境にフェアリーが増えたことでその傾向が強まりましたね。
一方で、腐っても600族ですので、どの数値も標準以上にはありますので、特化させれば様々な役割をもたせることができます。
耐性の多さとあいまって、できる仕事自体はかなり多いんですよね。
使い方によってはただの器用貧乏となるか、はたまたパーティのかゆいところをしっかりと埋めてくれる仕事人的なポジションにできるか。
カスタマイズ性の高さもあってホントにおもしろいポケモンだなーって思います。
いままで使ってきた型の紹介
ということで、ここからは今まで使ってきた型の紹介をしていこうと思います。
書き出していてホントにできることの幅が広いポケモンだなーって自分でも思いましたね。
CSこだわりスカーフ型
性格:ひかえめorおくびょう
努力値:CS252、D4
技構成
確定技:あくのはどう、りゅうせいぐん
優先技:ほのお技(かえんほうしゃ、だいもんじ)
選択技:ラスターカノン、だいちのちから、かくとう技(きあいだまorばかぢから)、とんぼがえり、
最もメジャーなサザンドラの型。わたしが一番最初に使ったのもこの型でした。
メタグロスなどを上から殴りにくる相手に対して、さらに上から殴るためのこだわりスカーフ。
中途ハンパなすばやさを補うことのできるこだわりスカーフはサザンドラとはかなり相性がいいですね。
性格に関しては、ひかえめとおくびょうの両方を使いましたが、個人的にはおくびょうの最速を推奨します。
ひかえめにしたところで現環境においては正直サザンドラは火力が足らないので、いっそ割り切って削りとして考えて最速にして上を取れる範囲を広げたほうがいいです。最速スカーフテテフとかも増えていますしね。
よって、努力値に関してもCSぶっぱで、残りはダウンロード対策にDに4で確定ですね。
技構成としては、一致技であるあくのはどうとりゅうせいぐんは確定ですね。サブウェポンはほのお技は最優先ですね。ほぼ確定技でいいと思います。
だいちのちからも優先度高めですね。クレセドランやブルルドヒドイデといったサイクルを一体でみることができます。
かくとう技に関しては、打つ相手がほぼバンギラスぐらいなので、命中不安のきあいだまよりもばかぢからのほうがいいかなとは思います。バンギラスに対しては4倍弱点ですので、A下降補正でもばかぢからのほうがオススメです。
とんぼがえりは様子見には使えますしスカーフとのシナジーはいいですが火力にはあまり期待できませんね。個人的には技範囲を広げたほうがいいと思います。
わたしが主に使っていた技構成はあくのはどう・りゅうせいぐん・だいもんじ・だいちのちからでした。
使用感としては、上から叩ける範囲のポケモンにはめっぽう強いなーと。一方で、CSベースだと耐久がそれほどでもないので、交換読みをキメるなど早めにサイクルを崩すことを意識しないといけないですね。
スカーフに限らずこだわり系アイテム全般に言えることですが、サザンドラのような技範囲の広いポケモンの場合はこだわって打ち分けできないのは結構なマイナスなんですよね。
意外と使い勝手がそれほどよくないのがスカーフ型かなと思います。
CSこだわりメガネ型
性格:ひかえめorおくびょう
努力値:CS252 or HC252、D4
技構成
確定技:あくのはどう、りゅうせいぐん
優先技:ほのお技(かえんほうしゃorだいもんじ)、
選択技:ラスターカノン、だいちのちから、かくとう技(きあいだまorばかぢから)
スカーフに次いでメジャーなのがこだわりメガネ型。スカーフでは火力足りないな-と思って、次はメガネ型で使ってみました。
サイクル性能の高さを活かして、高火力で相手のサイクルを崩していく型ですね。
性格については、こちらはひかえめを推奨。基本的な運用が相手の後出ししてくるポケモンに負荷をかけていくことになるため、上を取れる範囲を広げるよりも少しでも火力を伸ばしたほうがいいです。
努力値調整に関しては、個人的にはCSベースがオススメです。H振りだけだと正直耐久が足りず、CSベースと比べても後出しできる回数に差がほとんど出ないことが多いためですね。
こだわりメガネによって火力を大きく伸ばせているので、下手に交換読みをするよりも半減でも削っていく感覚で使っていくのがメガネ型の運用方法ですね。
技構成としては基本的にはスカーフ型と同じ。とんぼがえりは候補から外れますね。メガネ型のきあいだまはかなりの火力になるので、スカーフ型に比べてばかぢからより優先度が上がりますね。
スカーフ型と同様、あくのはどう・りゅうせいぐん・だいもんじ・だいちのちからで主に使っていました。
使用感としては、やはりメガネ型の火力の高さは気持ちいいですね。甘えて等倍で受けようとしてくる相手をぶっ飛ばせます。なんなら半減でも低耐久ポケモン相手なら押し切れるくらいの火力はあります。
難点としてはやはりスカーフ型と同様に打ち分けできないことですね。また、速いフェアリーが増えているので、油断しているとあっさり落とされてしまうのもネック。
ハマる相手にはめちゃくちゃ強いですが、基本的にはスカーフ型のほうがまだ使い勝手は良いですね。
HCとつげきチョッキ型
性格:ひかえめ
努力値:HC252ベースにS調整
技構成
確定技:あくのはどう、りゅうせいぐん
優先技:ほのお技(かえんほうしゃorだいもんじ)、
選択技:ラスターカノン、だいちのちから、かくとう技(きあいだまorばかぢから)、とんぼがえり
H振りだけでは足りない耐久値を、とつげきチョッキによって補う型。特殊相手に後投げすることが多いので、サザンドラとは好相性ですね。
性格は基本的にひかえめ一択。努力値としては、HC252ベースに抜きたい範囲でS調整。あまり耐久はさげたくないので、基本はHCぶっぱですね。
技構成としてはスカーフ型と同様。繰り出し性能の高さから、とんぼがえりも候補に入りますね。
この型はあくのはどう・りゅうせいぐん・だいもんじ・とんぼがえりで使っていました。
使用感としては、サザンドラの高いサイクル性能を底上げできる型で、雑に使っても機能するので使い勝手は良かったですね。
火力は物足りないものの、打ち分けできるので居座りを選んでもよし、とんぼがえりで対面操作もできるなど選択肢の多さが強みです。
はねやすめが使えないので回復ソースがないため、サイクルを回せる回数に限りがあるのが難点ですね。
正直、この型を使ってからサザンドラはアタッカーよりもサイクルの潤滑油的な、クッション的な役回りをさせたほうが使い勝手がいいなと思うようになってきました。
HBゴツゴツメット型
性格:ずぶとい
努力値:HB252、S4
技構成
確定技:あくのはどう、はねやすめ
優先技:どくどくorでんじは
選択技:りゅうせいぐん、ちょうはつ、その他攻撃技(ほのお技、ラスターカノン、だいちのちからなど)
ガルーラの多かったシーズン2で使っていたゴツメサザンドラ。受けというよりも、対面性能を上げるためのゴツゴツメットですね。
性格はずぶとい。努力値もHBぶっぱ。数値的にギリギリなのでこれ以上落とす余地はないですね。
技構成としては、安定感のある攻撃技としてあくのはどうと回復ソースであるはねやすめは確定。
優先技としてどくどくかでんじは。どくの場合遂行に時間がかかるため、個人的にはあくのはどうとシナジーのあるでんじは推奨。まひるみでハメ戦法ができます。
残り一枠は相手の回復などを妨害できる受けループにも刺さるちょうはつか、遂行速度を高めるために火力のあるりゅうせいぐんからの選択ですね。またはパーティ的にきつい相手に刺さるようであれば他にサブウェポンを入れてもいいですね。
わたしはあくのはどう、はねやすめ、でんじは、ちょうはつで使っていました。
運用方法としては、基本的にはガルーラやメタグロスなど相手に最低でも一対一交換を狙っていきます。
耐久的にはホントにギリッギリなので、でんじは外しや急所をもらったら一気に落とされる可能性があります。安定感は正直ないですね。
受けループに対してはめちゃくちゃ強いですね。ラッキーはちょうはつをいれてしまえばゴツメで削れますし、エアームドも同様。ヤドランやゲンガーにはもともと強いです。さいみんじゅつは知らない。必中きあいだまも。
バンギラスやベトベトンなどは厳しいので、そのあたりを他のポケモンでフォローすれば受けループはかなり簡単に処理できるかなと思います。
使用感としてはHP管理だけ気をつければ後投げするだけで相手を削っていけるので悪くはなかったですね。まぁそのHP管理が大変なんですけど。
マイナーな型なので読まれにくいのもポイントでしたね。ガルーラが普通にメガシンカしてねこだまし撃ってくるので。
この型を使ったことで、はねやすめをもたせたサザンドラの使い勝手の良さを知りましたね。このあたりからわたしの中のサザンドラはもはやクッション以外ありえなくなってきます。
HDアクZ型
性格:おだやか
努力値:H252、C84、D172
技構成
確定技:あくのはどう、はねやすめ
優先技:ちょうはつ
選択技:どくどく、がんせきふうじ、その他攻撃技(ほのお技、だいちのちから。ラスターカノンなど)
この型はシーズン3で使っていました。ガルーラが減ったのでゴツメが不要になったこと、とつげきチョッキ型でも書いたように後投げしたい相手は特殊が多いので、特防方面を厚くした型を使ってみました。
とつげきチョッキ型との大きな違いは、火力の低さと回復技があること。耐久面でもチョッキ型にはやや劣りますね、
火力がめちゃくちゃ足りないので、持ち物はアクZを持たせてみましたが、あまりマッチしているとはいい難いところでした。
性格はおだやか。努力値調整としては、Hぶっぱ、CをアクZでH振りギルガルドを確定一発(あくのはどうで確定二発)、残りDとなっています。正直、数値的には正直足りていないですけどね。
技構成としては、あくのはどう、はねやすめは確定。相手の展開を阻害するためのちょうはつもほぼ必須。火力がないので積極的に搦め手を使っていかないといけないです。
選択技としては、どくどくが推奨です。ただ、サンダーなどと違ってはねやすめをしても耐性に変化がないので、ポリゴン2を毒羽で落とすのは難しいですね。
わたしが使っていたのは、あくのはどう、はねやすめ、ちょうはつ、がんせきふうじでした。がんせきふうじは起点にしにくるウルガモスに刺さって使い勝手が良かったですね。
ほかにも、サザンドラに打点のないメガリザードンYが多かったので、後投げからがんせきふうじで攻めることもできました。メガ前のリザードンと対面してもがんせきふうじから入るのが安定だったので、めちゃくちゃ使い勝手は良かったです。
この枠はパーティに合わせて変えていっていいと思いますね。リザードンやウルガモスを安定して後出しで処理できるようであればがんせきふうじはいらないと思いますので、その場合はどくどくなり、その他のサブウェポンを入れていいと思います。
この型のサザンドラはもはや攻撃することをほとんど考えてなく、ゴツメで削ることすらできないため、完全にクッションでしかなかったですね。
ただ、使い勝手自体は悪くなかったので、ここでわたしにとってのサザンドラというポケモンの使い方が完全に固まった感があります。
まとめ
これだけ環境にフェアリーが増えるとめちゃくちゃきつくはあるものの、意外と型次第ではなんとかなるんですよね。
基本的にサイクルで真価を発揮するポケモンですからね、苦手な相手からは逃げればいいんですもの。攻撃が通らないなら、攻撃しなければいいんですもの。
サザンドラ使ってるときは平気でカプ・テテフに後投げしたりしてましたからね。もちろんエスパー技読みで投げてるんですけど、たまにムーンフォースが飛んできてぶっ飛んでいきますけど。
さすが600族なだけはありますよね。サイクルを回すためのポケモンとして、ランドロスに近い感覚でわたしは使っていました。
まだまだいろんな可能性のあるポケモンだと思うんですよね、このサザンドラってポケモンは。
環境的に逆風だからこそ、その中でできることを探していくことに創意工夫がでてくるというか。
ホントにおもしろいポケモンですよね。最近はブラッキーばっか使っていますが、またサザンドラも使っていきたいなー。
まぁそんな感じで。サザンドラ、みなさんも使ってみましょう。それではまたー。