ポケットモンスターサンムーンレーティングバトルシーズン2もあと二週間程度といよいよ架橋に差し迫ってきました。
このあたりでわたしも一気にレートを上げていきたいところではあるんですけどもイマイチ伸び悩んでいるところではあります。
さて、ポケモン対戦をするうえで対策必須なポケモンは数多く存在します。
とりわけ、強力なメガシンカポケモンは対策を怠ると一体でパーティを壊滅させられる可能性があります。
今回はそんなメガシンカポケモンの中でも使用率一位のメガリザードンの対策について紹介したいと思います。
メガリザードンの強み
メガリザードンは禁止伝説級のミュウツーを除いては唯一の二種類のメガシンカを持つポケモンとなっています。
この二種類というのが非常に厄介で、タイプの違う二種類のメガシンカポケモンの両方の対策を選出段階では考えないといけなくなります。
メガリザードンXはほのお・ドラゴン複合という補完の優れたタイプと、高い物理攻撃力と優秀な積み技をもつ高い抜き性能を持った物理アタッカー。
みずに弱くないほのおタイプ、こおり・フェアリーに弱くないドラゴンタイプとして優秀なタイプになっています。
H78 A130 B111 C130 D85 S100
特性かたいツメで接触攻撃の威力1.3倍
メガリザードンYはタイプはメガシンカ前と同様のほのお・ひこうでありながら、高い特攻種族値と特性ひでりによるほのおタイプの火力アップによる圧倒的な高火力の特殊アタッカー。
ひでりにより相性補完に優れたソーラービームをチャージターンなしで打てるのも非常に強力。みずタイプの技もひでりにより等倍で受けることができるため水タイプに強い炎タイプです。
H78 A104 B78 C159 D115 S100
特性ひでりにより、日差しが強い間はほのお技の火力1.5倍、ソーラービームをチャージターン無しで使用可能
とにかくどっちのメガリザードンも火力が高いということだけは共通するものの、物理特殊の違いだけでなく技範囲までもが違ってくるため非常に受けづらいポケモンとなります。
ってか基本的にこのレベルのポケモン相手に受けることは考えてはダメですけどね。対策は基本的に上から叩くことが安定しますね。
スカーフウツロイドがメガリザードン対策にはオススメ!
メガリザードン対策として一番メジャーなのはおそらくスカーフガブリアスではないかと思います。
メガリザードンはXもYも素早さ種族値が100なため、ニトロチャージやりゅうのまいで素早さを上げていても一段階までであればガブリアスは素早さ種族値が102のためこだわりスカーフを持っていれば先制して攻撃することができます。
H108 A130 B95 C80 D85 S102
ただ、ガブリアスで対面から処理する場合、XかYかどちらにメガシンカするかわからない状況だと地震を打つか岩技を使うかの択になってしまいます。メガシンカがどちらかがわかってからであればいいですが、状況によっては安定しなくなってきます。
そこでわたしがオススメしたいのはスカーフウツロイドです。ウツロイドは素早さ種族値が103のためガブリアス同様こだわりスカーフを持たせていればメガリザードンが素早さ一段階上昇していても先制できます。
H109 A53 B47 C127 D131 S103
そしてウツロイドの場合、対面からでもパワージェムでXでもYでも処理できるため択を迫られることもありません。
・臆病C252振りウツロイド パワージェム D4振りメガリザードンY 確定一発(156.8%〜188.2%)
Xの場合は多少乱数が絡んできますが、大抵の場合は一撃で落とすことができます。Yの場合は岩技は4倍弱点なので余裕の確定一発ですね。
Xで耐久に多く振られていれば落としきれない可能性はありますが、わたしが実際に使ってみてもパワージェム一撃で落とせないメガリザードンXは今のところいませんね。
ほとんど考慮しなくていいと思いますので遭遇したら事故と思ってください。ガブリアスの地震でもXは振り方によっては乱数になりますしね。
ちなみにXにげきりん・ドラゴンクローさえ打たれなければ性格をひかえめ・いじっぱりで考慮しても後出しも安定して可能です。
・いじっぱりA252振りメガリザードンX ドラゴンクロー H4振りウツロイド 乱数一発 68.8%(94.5%〜111.8%)
・いじっぱりA252振りメガリザードンX フレアドライブ H4振りウツロイド 確定二発(70.8%〜83.2%)
・ひかえめC252振りメガリザードンY ひでり下オーバーヒート H4振りウツロイド 乱数二発 41%(45.4%〜53.5%)
・ひかえめC252振りメガリザードンY ソーラービーム H4振りウツロイド 確定三発(37.8%〜44.8%)
ドラゴン技さえこなければ問題なく処理できますね。さすがにかみなりパンチだとか地震だとか考え出すとキリがないので、そのあたりがきそうな状況での後出しは控えるべきですが。
大体の状況で安定してウツロイドがメガリザードンを処理できるというのはわかってもらえたと思います。
※素早さは基本的にすべて最速を前提として考えています。
特殊アタッカー全般に役割がもてる
いくらメガリザードンに強いといっても、それ以外に役割を持てないのであれば非常に使いにくくなります。
でも安心してください。スカーフウツロイドはメガリザードン以外にも広く役割を持てます。
基本的に速い毒タイプというだけでも十分役割は持てます。フェアリーは安定して処理できますね。
例えば、カプ・コケコをはじめとするアローラ準伝説すべてに強く出られます。環境に蔓延するスカーフカプ・テテフに対しても上からヘドロウェーブで縛ることができます。
・おくびょうC252振りウツロイド ヘドロウェーブ D4振りカプ・テテフ乱数一発 93.8%(99.3%〜117.2%)
・おくびょうC252振りウツロイド ヘドロウェーブ H252振り・とつげきチョッキ持ちカプ・ブルル確定一発(128.8%〜151.4%)
・おくびょうC252振りウツロイド ヘドロウェーブ H252振りカプ・レヒレ確定二発(72.3%〜85.8%)
レヒレはさすがの耐久ではありますがそれでも確定二発、テテフも耐久に振られてなければ最低乱数以外で一発で落とせます。チョッキ持ちは考慮しない。
他にも特殊防御の高さと耐性の多さを活かして特殊アタッカーに安定して後出しができます。ボルトロスやウルガモスにヒードラン、サイコキネシスを持たせておけばゲンガーやフシギバナなど、マジカルシャインを持たせておけばサザンドラなどにも対処できます。
特殊アタッカーに対して後出しが効くのがガブリアスとの大きな差別化となる点ですね。他にも、からをやぶった準速パルシェンの上からパワージェムで確定で持っていけるのも大きなポイントですね。
一方でガブリアスが役割を持てるドラゴンタイプや地面弱点タイプには役割を持てないので、このあたりはパーティとの兼ね合いになりますね。
とはいえ現在の環境を考えるとガブリアスよりもウツロイドにスカーフをもたせたほうが役割的にいい感じはしますね。ウツロイドかわいいし。
まとめ
PGLの使用率ランキングでも30位内には入ってこないなど、それほどメジャーではないウツロイドですが、実際かなり強いポケモンだと思います。
今回はスカーフ型を紹介しましたが、それ以外にもタスキをもたせてステロ・壁貼り展開をしたり、どくびしやトリックルームなど補助技もそろっているため持たせられる役割は幅広くなっています、
一致技が止まりやすい一方でビーストブーストによる攻撃力アップからの抜き性能など、使っていて非常におもしろいポケモンでもあります。
これを機にウツロイド使いが増えてくれたらいいなーと思います。ボックスに眠らせておくにはもったいないいいポケモンですよマジで。
それではこのあたりで、またー。