特性へんげんじざいによってすべての技をタイプ一致で放ってくるゲッコウガ。その技範囲の広さとあいまって、非常に対処のしにくいポケモンです。
すべての技がタイプ一致になるってとはメインウエポンだとかサブウェポンなんて概念がもはやなくなってくるんですよね。
こういう特性って、バランス的には技範囲のそれほど広くないポケモンにもたせるべきだと思うんですけどね。汚いさすが忍者きたない。
一方で、自分で使おうとすると結局持たせられる技は4つまでなので意外と使いにくかったりします。耐久ないしね!
そんなわけで、今回は対策が難しいゲッコウガを少しでも対策するために、主に環境にいるゲッコウガが使ってくる技について紹介していきます。
れいとうビーム
ほぼ確定技。使用率90%を超えているので確実に持っていると考えて良い技ですね。
火力アップアイテムを持っていればマルチスケイルカイリューすら一撃で落とせる火力。タイプ一致は正義。
こおりタイプの数少ない利点のこおり技を一致で打てるっていうアイデンティティを奪ってしまった。こおりタイプ不遇はまだまだ終わらない。
素早さ種族値122と相まって、多くのトップメタを上から縛ります。この技を警戒しないというのはありえないですね。
みずしゅりけん
おそらく唯一の、先制技兼連続技。
威力は安定しないものの、ヒット数次第では先制技とは思えない火力がでます。弱点をついた場合はこれだけで落とせることもあるほど。
変幻慈済型の場合はみずしゅりけんを持っている場合は他にみず技を持っていないことが多いので、そのあたりを頭に入れてと立回りやすいですね。
逆にげきりゅう型の場合はみずしゅりけん以外にもほぼみず技を持ってますので注意です。
基本的には役割を持って採用するというよりも、使い勝手のいい先制技として採用されているように思いますね。
ダストシュート
対フェアリーの高火力技。命中不安ではあるものの、ゲッコウガの覚える技の中で単純に最大打点でもあるので採用率は高め。
採用率は3割ほど。現在のフェアリー環境ではかなり刺さるケースも多いですし、フェアリータイプが複数入っているパーティに出てくるゲッコウガはダストシュート持っているものと思っていいと思います。
等倍でも結構な火力ですので気をつけたいところですね。
あくのはどう
フェアリーが多い現在の環境とはいえ、やはり通りのいいあく技は使い勝手がいいということなのかあくのはどうの採用率は5割超え。
ギルガルドやメタグロスなど、現在の環境にいるはがねタイプに刺さるところが人気の理由でしょうか。
ただし、ギルガルドやメタグロスはいのちのたまを持っていても一撃ではなかなか倒せないので、そのあたりを覚えておくと引くかどうかの見極めがしやすいかなとおもいます。ただしZ技は考えないものとする。
くさむすび
れいとうビームやみず技を受けにきた水タイプのポケモンに刺さるくさタイプの技。
カプ・レヒレには重量の関係であまり威力が出ないものの、Z技にすることで威力160の技として使えるのでくさむすび持ちはクサZを持っているケースが多いように思います。
刺さる相手にはかなり火力が出る技ですね。採用率もダストシュートと同程度なので最大打点としても期待されてるのではと思います。
じんつうりき
採用率はかなり低いエスパー技。ほぼフシギバナピンポイント。現環境では一定数いるドヒドイデにも刺さりますね。
フシギバナやドヒドイデが重そうなパーティ構成をしている場合は持っている可能性があります。
採用率を考えれば切って考えたいものの、それでも切りきれないというゲッコウガの嫌らしいところ。
とはいえ、火力的にはフシギバナやドヒドイデを一撃で落とすほどのものではないのでなんとかならなくもないですね。強引に突破できないこともないですしね。
いわなだれ・がんせきふうじ
かなりリザードンやウルガモスが増えていることもあって、一定数いわ技を採用したゲッコウガがいます。
がんせきふうじは起点防止にもなるので起点にして積もうとしても連打されて鬱陶しい場合も。
いわ技らしい命中不安とやや足りない威力というのもあって、基本的にはピンポイント採用ではありますね。
ちょうのまいやニトチャ・りゅうのまいを積んだリザードンやウルガモスを止めるためのこだわりスカーフを持っているゲッコウガが持っていることが多いです。
スカーフもちが確定した場合などは警戒していく必要がありますね。
けたぐり
ガルーラの数がかなり減ったこともあって採用率は相当低くなっている印象。
他に刺さるポケモンとしてはバンギラスぐらいでしょうか。とはいえ、現在環境にいるバンギラスは起点要員がほとんどなのでそこまで意識していることは少ないのではと。
採用率は5%以下なので現在の環境においてはそれほど警戒する必要はないと思います。
ただ、Z技にした場合は威力160になるので、役割破壊として持っている場合もあるので無警戒でいるのも少し厳しいですね。このあたりが対ゲッコウガの嫌らしいところですよねぇ。
めざめるパワーほのお・でんき
技範囲が広いゲッコウガではあるものの、それでも打点の取りづらいポケモンは一定数いて、例えばナットレイだったりハッサムだったりギャラドスだったりがそうですね。
このあたりのポケモンをゲッコウガで無理やりみていく場合にめざめるパワーほのおやでんきが採用されます。特にほのおは採用率が高いですね。
めざめるパワーほのおは対フェアリータイプのときにへんげんじざいでほのおタイプになることで耐性をつけるのに使われたりもします。
火力的には4倍弱点でもない限り大したことはないので、特別刺さるようなポケモンを使っていないのであればそれほど意識する必要はないんですけどね。
かげうち
いわゆる信用可能ゲッコウガに採用されるのがかげうち。採用率は現状かなり低いように思います。使用率でもランキング圏外ですしね。
使用用途としてはあくのはどう+かげうちでメガゲンガーを縛ったり、とびひざげりを撃ってきそうなバシャーモに対してへんげんじざいでゴーストタイプになることで透かしたり。数は減っているもののフェローチェなどにも高価はありますね。
とはいえ、先制技としてはみずしゅりけんのほうが採用率は圧倒的に高いですし、物理型の場合は採用しているかなというところ。特別意識するような技ではないと思います。
バシャーモに対してもみずしゅりけんのほうが効果的ですしね。火力アップアイテムを持っていれば、ヒット数次第ではみずしゅりけん一発で落とせたりしますし。
まとめ
これだけ多彩な技を使えるゲッコウガですので、安定した対処というのはかなり難しくはあります。
とりあえず、絶対に警戒しないといけないのはれいとうビームで、それ以外に3つの技を考える必要がありますね。
PGLの技の採用率だけでは読みきれないのがこのポケモンの厄介なところで、ある程度パーティ構成などをみてゲッコウガにどういった役割をもたせているのかってことを考えるのがいいのではないのかなと思います。
ホントに厄介なポケモンだよなぁと思います。油断しているところにダストシュートが飛んできたり、クサZが飛んできたり。
これがきたら嫌だなーって技を使ってくるあたりが嫌らしいですよねぇ。汚いさすが忍者きたない。二回目。
そんな感じで、この記事を読んでゲッコウガ対策を少しでも考えられればいいかなと思います。それではまたー。