ポケモンにおけるパーティ構築のひとつにサイクル構築と呼ばれるものがあります。
いわゆる交換戦(サイクル戦)に強い構築のことを指すわけですが、好きなポケモンがサイクルに強いポケモンが多いというのもあってわたしはよくサイクル系の構築を使っています。
USUMシングルレーティングシーズン9でも相も変わらずこのサイクル系の構築を使ったのですが、少しだけアプローチを変えてサイクルに特化するのではなく対面構築のエッセンスとしてミミッキュとキノガッサを取り入れてみましたがこれがまた大当たり!
自分の中でも新しい構築の形ができてきたなーと思ったので、今回記事にしていこうと思います。
ちなみに対面構築というのは、サイクル構築とは真逆の一対一に強いポケモンを並べた構築のことをいいます。極力交換をしないで一対一の強さを活かしてゴリ押ししていくのが対面構築の戦い方ですね。
ミミッキュとキノガッサの対面性能の高さ
ミミッキュとキノガッサ、この二体の対面性能の高さについてはもはや語るまでもないので少しだけ解説をします。
まずはミミッキュ。ばけのかわとかいうチート特性による圧倒的な行動保証。つるぎのまい+高火力専用Zによる崩し性能に退場際ののろいやみちずれなど、ホントによくこれだけ詰め込んだなという印象すら受けます。
かなりのポケモンに一対一で勝つことのできる超高性能。ホントにやりすぎレベル。
そしてキノガッサ。耐久面に不安のあるポケモンですのできあいのタスキによって行動保証をもたせるのが主な運用方法ですが、これまたチート技のキノコのほうしによって圧倒的な対面の強さをもちます。
連続技のタネマシンガン、先制技のマッハパンチ、すばやさ操作技のがんせきふうじすべてに特性のテクニシャン補正が乗るため火力面も相当なもので、きあいのタスキさえ残っていればミミッキュ同様にかなりの範囲に一対一で勝つことができます。なんならつるぎのまいも使えちゃいます。
二体ともチート特性チート技ありきではありますが、どちらも対面性能の高さは折り紙付き。
さらにはこの二体、役割を持てる範囲の面でも補完が取れているんですよね。ミミッキュの苦手なナットレイやヒードランなどのはがねタイプやカバルドンやポリゴン2などの受けポケモンに強いので、この二体だけでかなりの広範囲を見ることができてしまうんですよね。
これがメガ枠ですらないわけですからね、ホントに強すぎる。
サイクルの隙間をゴリ押しで埋める
サイクル構築を組むにあたって、まずは耐性面でのアイショウホカンを考えてから組み始めます。このタイプの相手にはこのポケモンを、って感じで役割を振り分けていきます。
ただ、複合タイプや特性の関係でどうしてもカバーできない相手ってのは出てきてしまうんですよね。そこをどうカバーするかっていうのもサイクル構築のひとつの課題となります。
この隙間をどう埋めるかという解答の一つが数値でごまかすというものがあります。ポリゴン2やクレセリア、カバルドンなどの数値受けポケモンで受け回してサイクルを回せるようにするってのも一つの手です。
そしてもう一つの解答として、この隙間を対面性能の高いポケモンでゴリ押して崩すってのも結構ありだったんですよね。きついポケモンを対面強いポケモンで無理やり崩すっていう。
ミミガッサの二体は選出誘導性能もめちゃくちゃ高いので、この二体をケアするために相手の選出を歪ませイージーウィンを運んでくれることもあります。
ミミガッサ+メガ枠みたいな選出にすることで対面構築のような展開もできますし、並びではなく単体で機能するポケモンでもあるのでとにかくこの二体は構築に入れておくとお守りみたいな感じになるんですよね。
構築に困ったときの強い味方ミミガッサ
なにから構築を組み始めたらいいかわかんないときには、このミミガッサめちゃくちゃ頼りになりそうです。
とりあえずカバマンダガルドみたいな強力な並びにミミガッサぶちこんでおけばそれだけでもう十分戦える構築になっちゃいます。
適当な2~3体の強い並びにミミガッサ加えるだけでもなんかもう強そうになっちゃうあたり、この二体ってやっぱりむちゃくちゃだよなぁなんて思いますね。
実際のところ、ミミッキュとキノガッサ使うのって意識的に避けてた部分あるんですよ。なんかインチキみたいな部分あるじゃないですか。
でもまぁやっぱり使ってみるといろいろと分かってくる部分もありますよね。どうされると嫌だとかもわかってくるし、対策のとり方もあらためて考えるようになりました。まぁインチキっぽく思うのは変わらないんですけども。
それはそれとしても、補完というかイマイチまとまらない時にいれるにはホントにうってつけのポケモンですね。ゴリ押し最強!
そんな漢字で、それではまたー。